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3月の雪景色 (Garden in March)
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March 7, 1999
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全国からは春の便りが届きはじめているというのに、まだまだ寒い北海道。3月に入ってもまだ雪は続きます。昨日も観測史上初めてという強風と吹雪が吹き荒れました。
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窓から見える景色もひたすら雪、雪、雪。 ここは屋根の雪が落ちるため、3mもの雪山になっています。この下には秋に植えたばかりのイギリスから来た苗、
Veilchenblau
が埋まっています。かわいそうに、きっと重たくてうんうん唸っていることでしょう。
もみじの木も半分は雪に埋もれて。ここで夏場オープンガーデンをしたなんて信じられますか?
雪山を西庭から見たところ。
この雪がすっかり融けるのはいったいいつのことでしょう。気が遠くなりそうです。が、不思議と1歩1歩春は着実に近づいて来ます。軒下に滴る雪解けのしずく、日差しの明るさ、日の長さ、そんなかすかな春の気配をひそかに感じたときの幸福感。それもささやかな北国の楽しみです。
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