獅子座流星群 2001

  
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◆◆◆  2001年11月19日。未明。 獅子座流星群出現。
午前2時〜3時、北海道千歳市近郊追分にて撮影。
◆◆◆ 

(写真をクリックすると大きい画像が見られます。)

* 獅子座の大鎌から飛び出す3個の流星


獅子座の大鎌のちょうど中心あたりに流星群の輻射点があるため、流星はすべてそこから放射状に飛び出します。
* オリオン座と流星(露出3分)


よく見るとオリオン座の3つ星と小3つ星が認識できます。小3つ星付近で観測した長く飛び出す流星。
* オリオン座と流星


オリオン座の3つ星付近で観測した流星。
* 獅子座の大鎌と流星(露出4分)
* 東の林から昇る獅子座(露出9分)

中央右よりに、ささやかな流星が写っているのですが、、、。


* こいぬ座とかに座(露出5分)

ここにもかすかに流星が1つ。


* 獅子座の大鎌から飛び出す2個の流星

視野の範囲では同時に3〜5個の流星を確認できたのですが、写真ではなかなか同じ画面におさまりません。北海道新聞には同時に10個の流星を写した写真が掲載されており、さすがです。
* 獅子座流星群観測記
 当夜こちら北海道千歳市近郊は、外気温マイナス2度。フリース2枚重ね着しスキーウェアも着、さらにダウンジャケットを羽織って、最後は寝袋に潜り込みました。寝袋の下では5cmの霜柱がざくざくと音をたて、臨場感ばっちり。でもさすがにこれだけ着込んでいたおかげで、寒さはほとんど気になりませんでした。
天の半球を横切って飛ぶ長〜い流星。獅子座の大鎌から飛び出す線香花火の最後のような細く短い流星。と思うと、ロマンティックを通り越して怖いような閃光のような流星。眠気も寒さも吹き飛ばす天体のマジックショーに時の経つのも忘れて見入っていました。

 札幌近郊には雲がかかり気温も低く、と北海道は厳しい条件でしたが、観測人口はかなり多かったのではないでしょうか。深夜だというのに晴れ間を目指して続く車。街灯もない枯れ草の広がる原野で突然あちこちの草むらからあがる歓声。

 私達が陣取った千歳市郊外追分は2時半過ぎまでは見事に晴れ渡っていたのですが、ピークといわれる3時が近づくにつれ、みるみる雲がかかってしまいました。さあ、大変ということで移動を開始したのですが、晴れていそうな太平洋岸に着いてもまだ雲が多く、残念ながらピークは見逃してしまったようです。それでも雲を通して光る閃光。雲の切れ間から海に落ちる流星。思い出してもいまだに心がわくわくと騒ぐ忘れられない流星体験でした。


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