'Variegata di Bologna'

     
'Variegata di Bologna' Bourbon
Bonfiglioli Italy 1909
 'Fantin-Latour' China or HT hybrid
about 1900
 'William Lobb' Damask Moss
Laffay France 1855
 絞りの薔薇もいろいろありますが、白と赤の割合が一番私には好みの色合い。うっとりするほどのオールドローズ香。よく伸びてオベリスクに仕立てていますが、枝先が冬枯れするため、雪の下になるように横倒しに冬囲いします。2m×70cm。秋に稀に返り咲きすることも。   オールドローズの中では群を抜いた華やかさと気品を兼ね備えて、遠くからでもひと目を引きます。ティー香の混じるオールドローズ香も素晴らしく、我家のシャーベット薔薇に定着しました。葉の色も明るく、トゲも少な目。庭の中心的存在です。1.8m×60cm。冬枯れもするので雪囲いと覆いが必要です。 
 モスローズが欲しくて植えたのですが、シックな色合いが庭を引き締め、年々充実して花付きもよく、咲くたびに魅了されています。モスだけあってトゲはびっしりときついですが、育て甲斐があるから許容範囲。バラクラで見て寒さにも強い薔薇だと確認出来たのですが、我家ではやはり枝先は冬枯れします。雪の下になるように冬囲いが必要。2m×60cm。
My garden 2022
English

我家の可愛い紫薔薇3姉妹。
選べなくてついつい3つ、集めてしまいました。

いまだに、どの薔薇にも優越つけがたい魅力が。

'Kathryn Morley'

'Princess of Alexandra of Kent'

'Gentle Hermione'

この2つの薔薇は全くの新顔さん。中央のアーチ下に植えたら、いきなり雰囲気が変わりました!

キッチンから見えるのは左下の写真のような雰囲気。シーズン中はキッチン仕事もワクワクです。

'Violette'

'Veilchenblau'

'Fantin-Latour'

Right: 'Eustacia Vye'
Center: 'Gentle Hermione'
Left: 'President de Seze'

     
 'Harlow Carr'
Austin UK 2004
 'Lady Salisbury'
Austin UK 2011
 'Mustead Wood'
Austin UK 2007
 ERの中では小ぶりな中輪の花は房咲きに咲くととても華やか。ライラック色を帯びた鮮やかなピンク色が目を引きます。樹形は80cmx80cmほど。枝のトゲがびっしりときついのが残念ですが、オールドローズ香に惹かれて植えました。何度も返り咲き、秋の色はさらに鮮やか。冬枯れはわずかですが、細い枝ぶりなので雪囲いはしっかりします。
北海道に向く植物を探して、寒冷地の植物を植えているというヨークシャーのハーロウ・カー植物園を訪れたことを思い出します。
 昨年ガーデンセンターで一目惚れして買った薔薇なので、冬越しの状況はこれから判明〜。元気に冬越ししていますように!と願う私好みの優しいピンク色の薔薇です。花びらが自由に重なり合う自然な花形で、透明感のあるピンク色。80cmx50cm微香。繰り返し咲き。
 訪れたレディ・ソールズベリの生家ハットフィールドの庭は薔薇で溢れていて、見落とした薔薇を探して広い園地をまた戻ったりもしました。
 この薔薇も昨年レディ・ソールズベリーと一緒に家に連れて帰りました。中央アーチ下の新コーナーの主役を探していて。
大正解!ここまで重厚感のある薔薇は今までうちにはありませんでした。ベルベット色とはこんな赤を言うのでしょうか。蕾も開いた花も気品があります。50cmx50cm。微香。
新顔さんなので冬越しの情報はまだお待ちくださいね。繰り返し咲き。

'Rose Marie Viaud'


 今回はカタログ風に薔薇をご紹介してみますね。冬場の積雪1.5m、最低気温-18℃にもなる北海道北広島での我家の生育状況をお伝えすることで、北国の薔薇栽培のご参考になれば嬉しいです。基本は竹と縄で雪囲い。なるべく雪の下になるように束ねますが、大きなツルバラはそのままで寒風に吹き曝しになるものも。それでも元気な薔薇もあるんですよね〜!

 いつもあまりご紹介して来なかった小輪の薔薇、いままではあまり生育の良くなかった新顔の薔薇もご披露します。
 もちろん、我家自慢の美人薔薇も勢ぞろい。皆さまのお気に入りの薔薇がみつかりますように!


'William Lobb'

一重の小輪も大好き!それぞれに思い入れのある薔薇です。

上部写真の樹上から枝垂れるのは、北海道の農家にあったといういただきものの一重。丈夫さは保証済みですから、きっとこの先、さらに豪華になるはず。期待です。

'Paul's Himalayan Musk'

'Wisley 2008'

'Eustacia Vye'

'Lady Salisbury'

'Ghislaine de Feligonde'

'Mozart'

     
 'Kathryn Morley'
Austin UK 1990
 'Eustacia Vye'
Austin UK 2019
'Gentle Hermione'
Austin UK 2005
 儚げさがより愛おしい。この薔薇すべてがそんな感じです。ずっと地植えでしたが冬枯れもしやすく株も育たず、でも花の可愛らしさが惹きつけてやまない薔薇。20年地植えでなんとか育ててとうとう鉢上げしました。そのおかげで身近で楽しめるようになりました。80cmx40cm。微香。
寒さに弱いので冬囲いには覆いも必要です。
 育て始めて魅力の虜になった薔薇、って順序が違いますがこの薔薇がそうです。ガーデンセンターで秋に残っていたのを植えた時にはあまり花の知識も無かったのですが、春、オルラヤやラムズイヤーを従えて咲く姿のなんて神々しいこと!
 ユーステイシアはトーマス・ハーディ「帰郷」のヒロイン。ハーディは生家にも訪れたほど好きな作家です。意志強く、でも運命に翻弄されたヒロインのような華やかで儚い色合いの薔薇。50cmx50cm。微香。冬枯れも多少しますが元気な薔薇です。
 好きな薔薇の筆頭にあげられるのがこの薔薇。ふくよかな花形も中心がほんのりピンクの優しい花色も大好き!名前の由来のシェイクスピア「冬物語」。王妃が登場する最後の場面は涙なしには語れません。なによりお気に入りなのは、この薔薇の強さ。冬枯れもせず病気にも強く、花付きも抜群。早咲きですがシーズン後半にもまたすぐにミルラの香高い花を次々と咲かせます。100cm×80cm。
Old roses
     
'Ballerina'
Bentall UK 1937
 'Laura Ashley'
Warner UK 1990
 'Mozart'
Lambert Germany 1937
 小輪一重の薔薇ですが繰り返して咲き、秋の花付きもみごとです。オレンジがかったまん丸の実も付けます。北海道でもアーチになるようですが我家では伸張1.2mほど。庭の彩りに植えていますが、写真は鉢植えで重宝しています。トゲは少な目ですが時々きついトゲがあちこちに。明るい葉色も特徴的です。  アーチにと期待した薔薇でしたが我家では伸張80cmほど。冬枯れもするため鉢植えで育てています。マジェンタ色が強いピンクの小輪はバレリーナよりさらに小ぶり。葉の色あいも青みがかって、和風の景色にとても似合うシックな薔薇です。少し繰り返し咲きします。  本州では2階まで伸びるようですが我家では1.2mほど。冬枯れもするのでブッシュ薔薇の扱いです。絞りの着物のような縁が濃いピンク中心が白い小花が房咲きで咲きます。わずかに繰り返し咲きします。葉色も明るく、洋風にも和風の庭にも合います。
     
 'Paul's Himalayan Musk'
W.Paul UK late 19th
'Gunsei'
Kikuchi Japan 1986
 'Ghislaine de Feligonde'
Turbat France 1916
 ヒマラヤという名は寒さに強いから?よく伸びるから?十分両方の特徴を発揮して香り高い房咲きの花を限りなく伸ばします。トゲが多少きついですが、それを無視できる花形の可愛らしさ。ほんのりピンク色を帯びた八重の花は先進むと真っ白に。あたり一面かぐわしい香りに包まれます。伸張5m。冬囲いも特にしません。トゲさえがまんすれば100点満点の薔薇です。一季咲き。  つぼみの先がほんのり赤く、開きかけはピンク色、咲くと純白の色あいになる魅力的な薔薇です。しかもトゲがまったくありません。「群星」という名前の通り、蕾の混じる花の時季は夜空にちりばめられた星々のようです。香りの無いのが残念ですが、トゲが無いので差し引きゼロ!?葉色も明るく花の咲く前もきれいな庭木です。伸張3m。束ねるだけですが冬枯れもせず、大株になると小山のように垂れます。一季咲き。  蕾はオレンジ色。咲き始めはアプリコット。先進むと白い房になり、一株だけで花束のようです。多少返り咲くのも嬉しい薔薇。トゲもそれほどきつくありません。微香。我家では北側の日があまり当たらない場所ですが、花付きもよく束ねる程度の冬囲いですが元気に冬越しします。夏場2mほどの枝を伸ばしますが、枝先は冬枯れし、1.5mほどに仕立てています。

西のボーダー花壇は我家で一番日当たりの良い場所。薔薇も正直で、ここの薔薇が樹形も花付きも一番です。シーズンにはこの豪華さ。

ただし、薔薇の手入れはこのレンガ塀をつたって。実は裏方の苦労秘話もあるんです。。。(前にも書きましたが落ちたことも。痛さよりも恥ずかしかった。。。)

長年枝枯れして樹も弱まり、実はもう見限るつもりで鉢上げしたら!
なんということでしょう〜!
この可愛さ。鉢植えの薔薇として秘蔵っ子になりました。

English roses

シェッドを彩る薔薇として定着してくれたGhislaine。シェッドを覆うほどの薔薇も憧れですが、この華やかさならシェッドはこの薔薇におまかせ。

'Harlow Carr'

'Mortimer Sackler'

     
 'Wisley 2008'
Austin UK 2008
 'Princess of Alexandra of Kent'
Austin UK 2007
 'Mortimer Sackler'
Austin UK 2002
 驚きの薔薇といえばこの薔薇!ずっと地植えにしていて調子も悪く、まともに咲いた姿も見たことがありませんでした。昨年鉢上げしてクレマチス'Milky Way'と並べた途端、この気品です!なんて可愛い!遅咲きですが繰り返し咲き。Milky Wayに似合うライラック色を帯びたピンク色。70cm×50cm。冬枯れしやすいため、雪囲いは覆いも必要です。  庭に華やかさが欲しいと思ったら迷わずこの薔薇!名前まで華やか。チェリーピンクの大型の花はアストランティア’ベニス’を従えて女王の気品です。70cm×50cmほどと樹形はコンパクト。冬枯れもするので覆いが必要です。繰り返し咲き。微香。
 うちでは花付きがあまりよくありませんが、一輪咲くだけで存在感があります。
 北海道の日当たりの悪い場所ほどお気に入りという不思議な、でも我家では涙が出るほど嬉しい薔薇がこの薔薇。暑さをきらい、日が強いと花びらが焼けます。我家でも西日の当たる西側では花がチリチリに。でも朝日だけが当たる東の壁面をイギリスの絵画のように彩ってくれます。2m×1mと成長もよく、うちではツルバラ扱い。繰り返し咲きもする優等生。しかもこの美人薔薇。寒さにも強い薔薇ですが雪の下になるように雪囲いします。

'Paul's Himarayan Musk'
and 'Mortimer Sackler'

 
 'Violette'
 Turbut France 1921
 'Veilchenblau'
 J.C.Schmidt Germany 1909
 'Rose Marie Viaud'
 Igoult France 1924
紫というよりは臙じ色と言った方が近い明るい紫系のツルバラです。3つの中では一番早く6月末に開花。黄色の中心が目立つセミダブルの花が房になって咲きます。トゲも少なく扱いやすいツルバラ。伸張2mほど。寒さにも強いですが、冬は覆いが必要です。我家ではオベリスク仕立て。赤コーナーの背景にぴったり。  3つの中で一番紫色が濃いツルバラです。特に散り際には黒みがかるほどの濃紫に。開花は北海道の我家で7月上旬。花びらが不規則に乱れる花形も風情があります。秋にはたっぷりと実も付けます。トゲは少なく扱いやすい。3mにも伸びますが-20℃ほどの寒風にさらすと枝枯れするため、なるべく雪の下になるように弓型に冬囲いします。西のアーチを覆うほどの枝ぶり。  7月半ばに開花する我家の薔薇の中でも一番遅咲きのツルバラ。丸弁ダブルの花がたわわな房咲きになります。日陰にも強く、やや明るめの紫が木陰を彩ります。トゲは少な目。伸張3m。冬は雪の下になるように束ねて越冬させます。他の2つよりもコロンとした花形、遅咲きということもあって可愛い末っ子薔薇です。

Small roses

昨年、夫が玄関まで誘引してくれてこんなにも豪華に!

アーチだけに切り詰めていた私は目からうろこ!
夫目線のダイナミックさに脱帽です!

やっぱり最後はこの薔薇にお任せしましょう〜。誘引の仕方で昨年から花付きも樹勢も抜群に!

ずっと地味な薔薇という印象だったのですが、トレリスの主役にした途端、薔薇ってこんなに華やぐものなんですね〜!色合いさえも紫からベルベット深紅に。まだまだ奥が深い薔薇栽培です。

Top:'Misato'
Bottom:'Mustead Wood'

'Gunsei'

'Mustead Wood'

Top:Seedling rose
Bottom: 'Ballerina'

'Laura Ashley'


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