◆ オープン・ガーデン ◆

(Open Garden)


Lawn garden

◆◆◆  オースティン薔薇園を後にしガーデンショプに立ち寄った後、「オープン・ガーデンに行って見る?」とEちゃんの提案。もちろん異論のあろうはずがありません。私も薔薇の季節にオープン・ガーデンと称して知人にお庭の公開をしていますが、それはもとよりまねごと。本場のオープン・ガーデンを訪れてみたいと長年夢見ていました。
 「この近くで今日やっているはずなの。昨日電話で確認したら、オープン・ガーデンの最後の手入れで大忙しだったみたいで女主人が息せき切って電話に出たわ。」とEちゃん。その女主人の気持ち、とっても分かる。私くらいの庭でもまねっこのオープン・ガーデンの前日は大わらわだもの。(^_^;)

 オープン・ガーデンの入場料は2ポンド。オーナーが用意したお茶を飲むにはさらに料金が必要です。この収益金はナショナルトラストや慈善事業に寄付されます。オープン・ガーデンの庭として選ばれるためには40分間見る人を飽きさせないことが条件とのことですが、この庭は確かにそれだけの広さがありました。

Kitchen garden Water garden
 小川に面した急な斜面を利用して作られた庭は、一番上はきちんと仕切られたキッチン・ガーデンになっています。玉葱、トウモロコシ、いちご、ズッキーニと見てわかる野菜の他に私にはなじみのない野菜も。
  その片隅には睡蓮が植えられ噴水をあしらったウォーター・ガーデンが。石作りのオブジェもさりげなく。

  足元に気を付けながらおなじみの花々、珍しい花々を愛でつつ斜面を下ると、一番下は一面の芝生。ボーダーには手入れの行き届いた花々が植えられ、庭を見るのに一番よい位置にはあずまやとベンチが置いてあります。そのすぐ脇を流れる小川は自然の木々に縁取られ、森の小川という風情。かわいい石造りのこびとがイギリスらしくクリケットをしていました。

Lawn garden

 これで終われば、私好みではないにしても自然の木立を生かした感じのいい雰囲気のある庭という印象で終わったのでしょうけど、この庭の所有者は一風変わった趣味の持ち主のようでした。
  急な斜面を降りながらふと目を転ずると、なんといきなりマネキンが。それもいかにもセンスのない服を着せられてぬっと立っているのです。また別のコーナーを曲がるとそこにはなぜかギロチン台が。(ーー;)さすがにこの時には皆であきれはててしまいました。
  う〜ん、このミスマッチのセンスはなぜなんだろう???他とは違う個性を出したかったのか、でもそれにしても、、、。気味悪かったので、写真は撮りませんでした。人それぞれ、世間は広いですね。(^_^;)


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