◆ ディヴィッド・オースティン薔薇園 ◆

(David Austin Rose Garden)

Roses on pillars
David Austin Roses Limited
Bowling Green Lane,
Albrighton,
Wolverhampton



◆◆◆  ディヴィッド・オースティンの薔薇園に行けるなんて、思っても見ませんでした。この旅行が決まったときでさえも。
  思えばそもそもオールドローズに恋してしまった私が、その面影を残すオースティンイングリッシュ・ローズに関するコメントをしてからNiftyでのパソコン通信三昧が始まったのでした。オースティンの薔薇園なんて夢のまた夢。しかも薔薇の花咲き乱れるその真っ盛りに訪れる日が来ようとは、、、。

 などと過度の期待をしていた割には、実はオースティンの薔薇園自体は心ゆくまで堪能できなかったのでした。
  友人夫妻とここで3年ぶりに再会したため、なつかしいやら友人の女の子たちがかわいいやらで、薔薇園ではほとんどこの女の子たちと遊んでばかりいたのです。

  でも女の子たちとハラハラとこぼれ落ちる薔薇の花びらをかけあいっこしたり、薔薇の迷路に隠れたり、まるでお伽の国、妖精の国に紛れ込んで遊んでいるかのような美しい世界。イングリッシュ・ローズがたわわに咲き乱れる薔薇園で、お花好きの女の子たちと薔薇の香り較べをする。これって、とてもぜいたくなことだったのかもしれません。また親子連れも気軽にくつろげる、そんな開放的で自然な薔薇園の雰囲気のおかげもあるのでしょう。
The rose garden, (of course) with English roses!  園内は広く、子供が飛び回っても薔薇の木を痛める心配がないくらいの広い通路がとってあり、ポール仕立て、アーチ仕立ての立体的な薔薇園の脇には、中央に縦長の池と噴水を配した開放的なオープンスペースの薔薇園があります。最新作の薔薇、まだ試験的に植えられている薔薇が見られるのもここ。薔薇の木はのびのびと自然に大きく育てられ、いろいろな薔薇の香りを確かめられます。

 薔薇園の隣にはショップがあり、オースティンの薔薇を鉢植えで買うことができます。またティー、ケーキなどをいただける簡単な喫茶室(写真)もあります。売店の棚には、各国語で書かれたオースティン・ローズのカタログが並べられていました。世界中から人が訪れるんでしょうね〜。
Tea room next to the nursery

 もよりの駅はTelford。ここで友人の迎えを待つ間、私達はちょっと不思議でした。Birminghamからさらに乗り換えて辿り着いた片田舎の駅。なのに降り立った日本人は私達の他にも数名。あとで聞くと、Telfordは日本企業が進出している街で、日本人が多いのだとか。Austinの薔薇園近くに日本人の多い街。そして今日本ではAustinの薔薇が大人気。ほんとに不思議な気がします。


 Back to CONTENTS Journey to England(イギリス旅紀行、目次へ)
 Back to CONTENTS (目次へ)